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忙しく生きるすべての人へ
by roughmakers


ダイエット理論

私は痩せています。
ガリガリというほどではありませんが、標準よりやや細いです。
このくらいの体型が一番気に入っているのでやや細めにしているのであって、もっと痩せることもできますし太ることもできます。
私は自分の意思で体型を完全にコントロール可能です。
別に太らない体質ではなく、食べれば太ります。

ここからはダイエットの話です。

とはいっても、このサイトの基本原則である「楽して生きる」に反して、ダイエットにはそれなりの努力が必要になってきます。
私は自分の管理方法をつらいとはまったく感じませんが、人によってはつらい要素があるかもしれません。
しかしTVでやっているような「間違ったダイエット方法」ではないのは確かです。

「え?TVでやっているダイエット方法はまちがってるの?」と思うかもしれません。
厳密に言うと「適切な方法ではないものが多い」のです。

TVというのは何を目的にしているでしょうか?
そう、視聴率をとることです。
あなたが痩せることではありません。
ですから本当に効果のある方法よりも、変わった目新しい方法のほうが視聴率を取れるならそっちを優先します。

健康管理において本当に正しい方法とは地味なものです。
私が実践している方法もすごく地味で、ポイントも少ないです。
しかし「あるある大○典」「本当は怖い○庭の医学」のようなエンターテイメント性の高い方法をすべて実践している方よりも私のほうが健康的である自信があります。
まあTVの方法をすべて実践することは不可能ですし。

簡単に言うと、朝食をしっかり食べて、旬の野菜を食べる。間食をしない。運動をする。
これだけです。

しかしこれだけだと何の参考にもならないと思いますので具体的方法を記載します。
かなり当たり前の内容が多いですが、太っている方はその当たり前のことが欠けているから太るのです。
特別な方法で痩せようと思わずに、当たり前のことを厳守するように心がけてください。

まず「朝食」について。
これが私の体調管理での一番のポイントです。
私は必ず朝食はたくさん食べます。
一日の食事量はダントツで朝が一番多いです。
かなりの人が晩飯がメインで、朝食は少なめ、もしくは抜いている状況かと思います。
これはすぐに改めるべきです。
もはや世間では当然のように朝食がないがしろになっているので、朝食抜きというのが大した問題ではないような感覚になりがちです。
でも人間の一日の行動の始まりは朝です。
朝食をとらないことには活動は本格的に始まりません。
逆に晩飯のほうが別に抜いても大した問題ではないのです。

なぜこのような朝と夜の逆転がおきるのか、答えは簡単。
起きたばかりだと食欲がないからでしょう。
私も朝は食欲がありません。
でも絶対に食べます。無理やり食べます。
食べたくもないのに無理して食べる、というのはダイエットをしている人には矛盾した行為に思えるかもしれませんが、結果的には朝食べたほうが痩せるんです。
朝十分に食べるとその日の活動力が全然違います。
朝ごはんを食べもせず、栄養ドリンクなどを飲んで仕事に行くサラリーマンがいますが、まったくおかしな話です。

話が脱線しますが栄養ドリンクなどで一日の活力が沸いてくるはずがありません。
エネルギーはあくまでもたんぱく質・脂質・炭水化物です。
タウリンではありません。
そもそも「タウリン1000mg!」などと掲げていますが、栄養ドリンクを飲んでいる人の中で何割の人がこのタウリンという成分がどういったものかを理解できているのでしょうか?
皆、企業宣伝に流されるままに正体不明の液体を口にしているのです。
やる気が出てきた、というのは気のせいです。
自己催眠効果はあるかも知れませんが、そんなのはすぐに途切れます。
「あー、タウリンが切れてきた」などといっている人を見ますが、もともと気のせいなのです。
タウリンは魚介類や軟体動物に多く含まれていて、例えば大き目のイカのするめ1枚(120g)に1000mg含まれています。
するめを食べて「あ~、なんだかやる気出てきた!」といっている人を見たことがありますか?
朝仕事に行く前に栄養ドリンクを飲んで、帰ってきてTVを見ながらするめを2枚食べたおじさんは、実はTV見ながら摂取したタウリンのほうが2倍も多いのです。
確かにタウリンには血液の流れをよくしたり、コレステロール値を低くしたりする効果はありますが、目に見えてやる気がみなぎるような効果はありません。

最近多いサプリメントなどもそうです。
コンビニに行くと、各種栄養素を凝縮したカプセルが販売されています。
パッケージにはそれぞれ「頭の回転をよくする働き」「目の疲れを癒す働き」など、販売促進用のキャッチフレーズが書かれています。
皆が買うから信用して買う人が多いのでしょう。
検証もせず「これは良いものだ」と思い込んで。
そもそもサプリメントを購入する前に、自分が摂取した一日の栄養素を把握しているのでしょうか?

栄養ドリンクやサプリメント、健康な体で十分な食料が手に入る環境においてこれらの補助製品は一切必要ありません。
むしろ害であると言えます。

それよりも朝食をしっかり食べてください。(やっと話が戻りました)
特にパンよりもご飯を強く推奨します。
ご飯はとてもバランスの取れた食事を取れる優れた食材です。
せっかく日本に生まれたのですからこれを利用しない手はないと思います。

パンが好きだというのであれば無理強いはできませんが、パンを中心とした食事では栄養バランスが悪くなりがちです。
「なんとなく朝食はパンのほうがおしゃれだから」という方も結構多いようです。
おしゃれなのは見かけだけで、体型をおしゃれにしたければ迷わず米です!

ご飯は腹持ちがよいので朝しっかり食べれば昼まで持ちます。
味噌汁・ぬか漬け・魚などと食べればバランスは抜群です。
ぬか漬けはヨーグルトの20倍も乳酸菌がある上に野菜です。
ご飯も進みます。
また油と脂は違うので魚から出る自然の脂はどんどん食べてかまいません。
昔ながらの食事で、旬の野菜や魚を自然に食べるのが一番健康なのです。

パンは製造過程でもバターをたくさん使うし食べる時もマーガリン。
おかずも卵料理など油っこいものになりがちです。

健康的な生活には和食は最適なのです。
ただ和食の場合は塩分が多くなりがちなので、その点については注意が必要です。

そして朝しっかり食べれば昼まで間食なしで過ごせるかと思います。
昼も比較的きっちり食べます。
たとえ朝食べ過ぎてまだおなかが減ってなくても食べます。
でないと中途半端な時間に間食をしたくなってしまいます。
間食をしなければ、3食はきっちり食べても太らないのです。

食事の内容としては、油っこいものを一切食べないというような無理をする必要はありませんが、野菜もいっぱい食べるようにしてください。
野菜を多く食べたら油っこいものの量は必然的に減るはずです。

晩飯ですが、私は夕方5,6時には食べます。
このくらいの時間におなかがすくということもありますが、7時以降には食べ物を口にしないように決めているからです。


さて、私の食生活の最大のヤマは夜にあります。
この方法で朝から夜まで空腹を感じずに生活できるわけですが、この方法だと夜中にはかなりおなかがすくことになります。
私はこれを単純に我慢します。
空腹では眠れない、という人が多いかもしれませんが、案外すぐに慣れるものです。
ためしに1週間空腹でがんばって寝てみて下さい。
昼間の空腹はつらいですが、夜は寝てしまえば空腹など忘れられるので慣れれば苦になりません。
それにずっと我慢するのではなく、朝になればまたたくさん食べれるのですから。

この食生活のよいところは、朝と昼はたくさん食べていいところにあります。
無理なダイエット中はストレスで暴飲暴食したくなりませんか?
しかしこの方法はダイエット中でありながら、毎朝十分に食べるのでストレスがたまりにくいのです。


ダイエット中の体重管理についてですが、あまり頻繁に体重計に乗ることはお勧めしません。
なぜなら、体重というのは単純に消費カロリーと摂取カロリーで、消費カロリーのほうが多ければ減っていくわけです。
1kcalの脂肪を減らすには7kcalの消費カロリーが必要です。
1日の基礎代謝は体格によりますが2000kcal前後です。
ですから3日間のまず食わずでも実質は1キロも減らないはずなのです。
でも体重を量ってみると水分の減少で3キロ以上減っていたりするものです。
これは実質的に3キロ痩せたわけではなく、水分が減っただけなのです。
体重というのは短期的に量っても実質を反映しません。
食べ過ぎたのに減ったり、食べていないのに増えたりということがあり、モチベーションの維持の妨げになりかねないので、せめて1ヶ月に一回の測定にしたほうがよいと思います。

どうしても甘いものが手放せない方や夜中に我慢できない人は、200kcal以内のデザートを食べましょう。
フルーチェ、ヨーグルト、フルーツゼリー、アイスの実などは低カロリーです。
特にアイスはシャーベット系とクリーム系でカロリーがかなり違いますので注意しましょう。
ただし買いだめしておいてはいけません。
ほしいときにコンビニに出向いて買うようにしてください。
買いだめしていると、我慢できるときでも食べてしまいます。
それとコンビニに行った際も、買うと決めたもの以外には目を向けないこと。
つい買い物するたびに複数のものを買いたくなる人が多いですが、1つだけを購入するのに慣れてください。
by roughmakers | 2006-06-21 10:17 | ダイエット理論
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