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財布論
皆さんはレジで買物をするときに「小銭」をどうしますか?
例えば455円の買物をしたら、財布に50円や5円がないか探していませんか? 私は絶対に探しません。 千円札で支払います。 小銭を出したほうが店は助かるから店のためにやっているのだ、というのなら問題ありません。 でも店は営業をして利益を得ようとしているのですから、消費者がそこまで気を配る必要はないと思います。 それにほとんどの人は「小銭を出したらすっきりするから」という理由で小銭を探すのだと思います。 しかし小銭をきれいに使いきっても、出費の合計額が減るわけではありません。 毎回支払いのときに小銭の有無を確認するよりも、支払いは千円札で一貫したほうが楽に生活できませんか? それだと財布が重くなるではないか、と聞こえてきそうです。 でも1日の買物で小銭が膨大に発生するなんてことは1年に数回くらいです。 ごく稀に小銭がかなり多くなりますが、そのときだけ小銭を使って減らします。 それ以外は財布が重いなどと感じることもありません。 家に帰ったら小銭はすべて貯金箱に入れます。 そうすれば次の日はまた小銭が空の状態ですので財布が重くなることもありません。 ちなみにこの貯金箱は1年に一回くらい銀行に持って行って入金します。(両替だと手数料が取られますので) 毎回30万円くらいになります。 学生のときからずっとこうしてきましたが、買物のたびに小銭を探している方よりもずいぶん楽です。 作業的に楽なことよりも、気持ちが楽なのです。 このような積み重ねで無駄な作業を排除していけばストレスがたまりにくいのです。 その分、財布の中に無駄なカードや紙切れは一切入っていません。 節約論で書きましたが、クーポンや割引券などは一切ありませんし、美容院の会員証など月に1回程度しか利用しないものは入れません。 使うときにだけ入れれば良いのです。 クレジットカードも持ちませんので、入っているのは運転免許証と銀行のカード1枚と定期券、それと千円札・壱万円札だけです。 買物で小銭を使うことに必死なのに、カードやクーポンや会員証でパンパンの財布の人がすごく多いと思いませんか? 財布の中のもので、何日も使っていないものがないかチェックしてみてください。 もしあればすぐに出してしまいましょう。 次はクレジットについてです。 今はクレジットでの支払いが一般化し、カードで支払うのがかっこいいなどと勘違いした若者や中年が続出しています。 かっこいいとは思っておらずとも、便利だと思って使用する人は多いでしょう。 しかし本当にカードなど必要なのでしょうか? 同じお金でも「現金」と「数字上の資金」では購入に対する意識がまるで違ってきます。 それに加えて「ポイントをためて景品をGETしよう!」などという企業戦略に見事に世間は踊らされています。 ポイントと引き換えに、あなたの大切な金銭感覚を破壊させられてしまうのです。 何度も繰り返しになりますが「自分の意思決定で、自分のほしいものを購入」するためには、カードなどというものは絶対に使ってはいけません。 不要なものを購入します。 人間はそういう風にできているのですから。 だからカード会社があれほど儲かるのです。 それに分割払いが借金であるということをまるで意識できない人がどれほど多いことか! 織田裕二さんを使って「何でポイントためないの?」と熱く語らせているCMがありますが、あれはずるいCMです。 カードを使用しないで買物をするのが間違っている、と言っているようなものですが、まったく逆です。 ポイントなど微々たるもののためにカードを使用する方が間違っています。 ただ海外旅行などで現金を持ち歩くのは危ない、という理由からカードを使用するのは仕方ないかもしれません。 その際には不要なものを買わないように高い意識を持つことが大切です。 旅行先でケチケチしてもつまらなくなってしまいますが、旅行の開放的な気分からカードでものすごい金額のお土産を購入するのは別問題です。 「ケチケチしない」ことと「不必要な浪費」を混同している人が多いですが、しっかり区別しましょう。 それと最近は家賃の支払いにカードを使用すれば、ポイントがたまり商品券が5,000円分もらえたりもします。 毎月定額で発生する経費をカード払いにしてポイントをためるというのであれば、まあ仕方ないかもしれません。 でも年間で5,000円の商品券を手に入れるよりも、カードは使わないと決めておいたほうが良いと思います。 カードを持たないことには5,000円以上の価値があります。
by roughmakers
| 2006-06-21 13:04
| 財布論
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